梵鐘
| ID | word | kana | meaning |
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| 11152 | 梵鐘 | ぼんしょう | 和鐘のこと。寺院で用いることが多いことから梵鐘という。つり鐘・つき鐘というほかに、洪鐘・蒲牢(ほろう)・鯨鐘・巨鯨・華鯨などの異名をもつ。青銅製が多い。鐘身表面に袈裟襷(けさだすき)模様があり、笠形と称する頭部に双頭の竜頭(りゅうず)がありつり下げる。撞座(つきざ)は普通2個であるが、1、3個のものもまれにある。必ず乳(ち)をもち、数や配列に幾種類かがある。中国仏寺の鐘が祖形で、仏教とともに伝来。慶長(1596-1615)以前の鐘は現在500余遺存。全体的には奈良時代から鎌倉時代まで口径が縮小する傾向をもつが、それ以降ほとんど変化がない。日本最古の紀年戊戌(698)の妙心寺の鐘をはじめ、神護寺・観世音寺・当麻寺・法隆寺・薬師寺・東大寺・園城寺・平等院などの鐘が古来名鐘とされている。 |
| 15185 | 梵鐘 | ぼんしょう | 寺院で時を知らせたり人々を集めるために打ち鳴らすもの。たんに鐘とか釣鐘とも呼ぶ。青銅製で重くて大きいことから鐘楼や鐘楼門を建てて吊し、天井から吊した撞木(しゅもく)とも呼ばれる太い丸太で撞き鳴らす。起源は中国の楽鐘(がくしょう)に求められるようであるが、仏教とともに朝鮮半島を経由して日本にもたらされ、現在まで続いている。日本で最古のものは戊戌年(698)銘をもつ京都府妙心寺の鐘とされる。形態は、上から吊すための龍頭・笠形・円筒状の鐘身からなる。日本の梵鐘は和鐘といわれて朝鮮鐘と区別される。和鐘の龍頭は双龍からなり、鐘身は袈裟襷(けさだすき)と呼ばれる文様をもつ。上から上帯・乳の間・池の間・中帯・草の間・下帯・駒の爪に分けられ、縦帯で縦に4分割される。中帯に撞座が対に2ヵ所設けられるのが一般的。近年各地で梵鐘の鋳造遺構が検出され、京都大学教養学部構内遺跡から平安時代の土壙が3ヵ所検出された。 |