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日法にっぽう

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18680 日法 にっぽう 1259-1341 鎌倉時代後期の日蓮宗の僧。日蓮の弟子。和泉公・和泉阿闍梨と号す。正元元年(1259)生まれる。甲斐国柴田氏あるいは信濃国佐野氏の出身と伝える。弘安2年(1279)日蓮から本尊を授与され、同5年の日蓮葬送に参列、その後の日蓮の廟所守護の輪番も担当したほどの弟子。日蓮の七年忌にあたる正応元年(1288)侍従公日浄・蓮華阿闍梨日持が願主となり日蓮の影像(池上本門寺安置、重要文化財)を造立した。このときこれを制作したのが日法と伝えられる。日法を日蓮影像彫刻の名手として、ほかにもその制作とされるものが諸寺に伝来されている。日法はまた、日蓮の遺文『下山抄』を書写・伝持しているが、のちの集成された遺文セットの伝持に対し、個別遺文伝持というこの時期の伝来の様相を示している。その所記と伝える『連々御聞書』『御法門聞書』は日蓮の膝下にあったときの日蓮の講義の聴講ノートとされている。甲斐に立正寺、駿河の光長寺を創建して門徒の拠点とした。暦応4年(1341)正月5日没。83歳(ほかに90歳、94歳とも)。